悩んでみえてきた、これから目指したい2つのこと
こんにちは。まずこちらは、コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2018 の12月23日(日)の記事として書いています。
昨日はコワーキングスペースもりおかの川村さんの 「挫折せざるをえなかった人を救うためのスペースに」でした。
コワーキングスペースのアドベントカレンダーには、2016年から参加させていただいています。今年で3回目です。
■2016年、コワーキングスペースのスタッフとして働いていた時に意識したこと
■2017年、コワーキングスペースのスタッフとして私が考えたこと
また12月13日(木)には、代表がアドベントカレンダーに参加しています。
■ベースキャンプ名古屋はオープンして6年が経ちました
アドベントカレンダーを書くにあたり、1年を振り返ります。
ベースキャンプ名古屋で働きはじめて3年以上が経ち、コワーキングスペースのスタッフとして2018年を漢字一文字であらわすとしたら、今年は私にとって「悩」の年でした。
今回は今年1年間、悩みながらも「これから目指していきたい」と、たどり着いた2つの目標について書きたいと思います。
コワーキングスペースのスタッフとして、目指すべきものがわかなくなっていた
なぜ2018年が「悩」なのかというと、下記のことを明確にできずに悩んでいたからです。
- どういうスペースにしていきたいのか。
- 運営スタッフとして、何を大切にしていきたいのか。
- ベースキャンプ名古屋を通して、会員さんにどんな思いを感じてもらいたいか。
店舗としては6年目を迎えるにもかかわらず、これから目指していきたい方向をちゃんと言葉にすることができずにいました。
「ただ作業ができる便利なスペース」だけでは寂しい。何か次へつながる目標を探しながら、見失っている状態でした。学生スタッフに研修しながらも「こういうスペースにしたいんだ」とうまく伝えることができず、心にしこりが残る思いばかりでした。
そんな中、何か新しいことをしたいという考えもあり、新しく入会された会員さんたちにお願いをして、会員さん主催のイベントを作りました。
9月から始まった『ライティング日』というイベントです。(もしご興味のある方は、ぜひご参加ください。スタッフの私も参加しています!)
このイベント開催は、私の目指したいスペース像を考えるきっかけとなりました。
これから目指したい、2つのこと
その1.ベースキャンプ名古屋の空間を会員さんと一緒につくる
「ライティングの日」のイベントは会員さんが主催であることで、会員さんが会員さんを呼び、つながりが生まれやすくなりました。
自然と輪が広がっていくこと、スペースから会員さんたちの楽しそうな笑い声が聞こえてくることは、スタッフとしてとても嬉しいことです。
また、会員さん同士の会話から新しいイベントを作ってみたい、という声や、スペースの運営についても「こうしてみるのはどう?」とお声をいただくことが多くなりました。
そのときに気付いことは、私は今まで無意識に「運営側(私たち)」と「会員さん(お客様)」と、どこか切り離しすぎていたのかもしれない、ということです。
同じ場所を共有する会員さんたちと、ベースキャンプ名古屋の空間を楽しく一緒につくっていけたら、と思うようになりました。
その2.Web関係の方以外にも、利用しやすいことを伝えていく

コルクボードには、まだ一部ですがスタッフの名刺も貼っています。
少し前、会員専用のドリンクコーナーに設置しているコルクボードに、会員さんの名刺を貼っていただけるようにしました。
ある日会員さんに「◯◯さん、ぜひ名刺貼ってくださいね」と声をかけたら、
「自分はWeb関係の仕事じゃないから…。自分が名刺を貼っても(他の人にとって)あまりメリットというか、意味がないと思うよ」
とおっしゃられ、その言葉が忘れられず、ずっと考えていました。
ベースキャンプ名古屋の特徴、強みは、Webに関するお仕事をされている方に多くご利用いただいていることです。
しかし、この会員さんの言葉から「もしかしたら利用中の会員さんも、今まで利用されていた会員さんの中にも、実は同じような思いをされていた方がいたのかもしれない」と思いました。また、そう感じさせてしまっていたことに申し訳なくも感じました。
コワーキングスペースは「業種も年齢も住んでいる所も違う人たちが、時間とアイデアを共有できる場所」であり、様々な価値観、考え方や生き方を尊重しあえる場所であると私は考えています。
Webのお仕事をされている方、興味のある方には、今までどおりWeb関連のイベントを多く開催していること、ベースキャンプ名古屋の特徴と強みを伝えていく。
Web以外の職種、会員さんには、もっと心地よく利用していただけるよう、意識しながらブログやSNSでも伝えていきたいなと思っています。
「ベースキャンプ名古屋の会員でいられて、よかった」
今ご利用中の会員さんにも、今まで利用されていた会員さんにとっても「ベースキャンプ名古屋の会員でいられて、よかった」と思ってもらいたい。
そのためには人との出会い、仕事の作業効率が上がる、新しいアイデアや仕事につながるなどの環境やきっかけづくりが考えられます。
スタッフの私が今すぐにできることは、
- 店内の設備環境、清潔感に気をつける
- テーブル、椅子との間隔、動線を意識する
- 「いつもと変わりはないか」と表情を確認して挨拶をする
- 話しやすい空間と雰囲気を大事にする
ことです。
これらが調和しての快適な場所づくりだと考えていますが、一朝一夕で感じてもらえることではなく、本当に日々の積み重ねだということも身に染みています。
しかし、理想としている目標を見失わずに、快適と思ってもらえるような空間に近づけるように、できることを行動していきたいと考えています。
そしていつの日か新規会員をご登録いただいた方のなかに、
「私はWeb関係の仕事じゃないけど、いい雰囲気だったから、ベースキャンプ名古屋に決めたんですよ。」
そう言っていただけたら嬉しいなと想像しながら、2018年のアドベントカレンダーを締めくくりたいと思います。
それでは、明日12月24日(月)担当のRyouma Nakanoさんにバトンをつなぎます。